• "継続費繰越計算書"(/)
ツイート シェア
  1. 南房総市議会 2020-06-09
    令和2年第2回定例会(第1号) 本文 2020-06-09


    取得元: 南房総市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    1:     ◎開会宣言 ◯青木正孝議長 ただいまの出席議員数は18人です。  令和2年度南房総市議会第2回定例会を開会いたします。                                         (午前10時00分)    ──────────────────────────────────────────     ◎開議の宣告 2: ◯青木正孝議長 直ちに本日の会議を開きます。    ──────────────────────────────────────────     ◎議事日程の報告 3: ◯青木正孝議長 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。    ──────────────────────────────────────────     ◎会議録署名議員の指名 4: ◯青木正孝議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  今期定例会の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、川上清君及び飯田彰一君を指名いたします。    ──────────────────────────────────────────     ◎会期の決定 5: ◯青木正孝議長 日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りします。  今期定例会の会期は、会期日程(案)のとおり、6月9日から6月19日までの11日間と定めることに御異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    6: ◯青木正孝議長 御異議ないものと認めます。よって、今期定例会の会期は6月9日から6月19日までの11日間と決定いたしました。    ──────────────────────────────────────────     ◎諸般の報告 7: ◯青木正孝議長 日程第3、諸般の報告をいたします。  初めに、市長から提出のありました議案等は、お手元に配付の一覧表のとおりであります。  次に、今期定例会に係る請願、陳情等の提出期限までに陳情2件を受理し、議員全員協議会で資料として配付いたしました。  次に、監査委員から令和2年5月に実施されました例月出納検査の結果報告がありました。報告書は議会事務局で保管してございます。  次に、今期定例会に説明員として出席要求を行い、出席通知のありました者の職、氏名は、一覧表としてお手元に配付のとおりです。  なお、新型コロナウイルス感染症対策のため、議会審議に必要な説明の際、適宜出席しますので御了承ください。  次に、全国市議会議長会表彰を受賞されました方々を御披露いたします。  第96回全国市議会議長会定例総会において、市議会議員在職15年以上として飯田彰一議員、川上清議員、長谷川博議員が、そして市議会議員在職10年以上として川崎愼一議員、峯隆司議員、安田美由貴議員が地方自治の振興のため尽力された功績により表彰を受けられました。このたびの御受賞、誠におめでとうございます。今後ますますの御活躍を御祈念申し上げます。  以上をもちまして、諸般の報告を終わります。    ──────────────────────────────────────────     ◎報告第2号~報告第6号の報告並びに議案第41号~議案第58号の上程説明・補足説明 8: ◯青木正孝議長 日程第4、報告第2号、令和元年度南房総市一般会計予算継続費繰越計算書の報告についてから、日程第8、報告第6号、令和元年度南房総市水道事業会計予算繰越計算書の報告についてまでの報告を求めるとともに、日程第9、議案第41号、令和元年台風第15号等による被災者に対する令和2年度国民健康保険税の減免の特例に関する条例の制定についてから、日程第26、議案第58号、契約の締結について(南房総市立三芳小学校校舎改修工事(建築工事))までを一括議題とし、市長に提案理由の説明を求めます。  市長。 9: ◯市長 本日、ここに令和2年第2回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、お忙しい中参集いただき、ありがとうございます。  今回提案いたします案件ですが、報告案件5件、条例議案6件、一般議案9件、予算議案3件でございます。  それでは、各案件の概要について御説明申し上げます。  まず、報告第2号、令和元年度南房総市一般会計予算継続費繰越計算書の報告についてですが、継続費により事業を実施しております本庁舎等大規模改修事業、高齢者保健福祉計画等策定事業千倉清掃センター工場棟解体等事業し尿処理施設建設事業の基本計画・整備事業者選定支援業務委託及び生活環境影響調査業務委託、貸事務所整備事業、重要文化財旧尾形家住宅改修事業につきまして、総額3億9,524万773円を令和2年度へ逓次繰越ししましたので、地方自治法施行令に基づき、議会に報告するものであります。  次に、報告第3号、令和元年度南房総市一般会計予算繰越明許費繰越計算書の報告についてですが、繰越明許費の御承認をいただいております災害廃棄物処理事業など34件の事業につきまして、総額90億392万7,000円を令和2年度に繰り越しましたので、地方自治法施行令に基づき、議会に報告するものであります。  次に、報告第4号、令和元年度南房総市一般会計予算事故繰越し繰越計算書の報告についてですが、道の駅総務費のちくら潮風王国ウッドデッキ改修工事、消防施設費の第6支団第2分団詰所解体工事、農地・農業用施設災害復旧費流通拠点施設災害復旧工事社会体育施設災害復旧費の大房岬自然の家ガスボンベ庫屋根修繕及び観光施設災害復旧費でのちくら潮風王国災害復旧工事の5件が、令和元年度内での事業完了に至らなかったため、総額5,330万500円を、地方自治法に基づき事故繰越しの措置を講じましたので、同法施行令に基づき、議会に報告するものであります。  次に、報告第5号、令和元年度南房総市水道事業会計継続費繰越計算書の報告についてですが、継続費により事業を実施しております小向浄水場遠方監視設備更新工事小向ダムゲート更新工事につきまして、総額9,511万906円を令和2年度に繰り越しましたので、地方公営企業法施行令に基づき、議会に報告するものであります。  次に、報告第6号、令和元年度南房総市水道事業会計予算繰越計算書の報告についてですが、宮川橋水管橋改修工事4条予算分、増圧ポンプ場建屋建築工事、国道410号配水管布設替工事につきまして、総額720万円を令和2年度に繰り越し、小向浄水場排水処理棟扉設置工事宮川橋水管橋改修工事3条予算分につきまして、令和元年度内での事業完了に至らなかったため、総額110万円を、地方公営企業法に基づき、事故繰越しの措置を講じましたので、同法に基づき、議会に報告するものであります。  次に、議案第41号、令和元年台風第15号等による被災者に対する令和2年度国民健康保険税の減免の特例に関する条例の制定についてですが、令和元年台風第15号等による被災者の救済対策として制定しようとするものであります。  次に、議案第42号、南房総市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例の制定についてですが、会計年度任用職員に係る服務の宣誓について、別段の定めをすることができるよう、改正しようとするものであります。  次に、議案第43号、南房総市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてですが、富山国保病院において新型コロナウイルス感染症に罹患した患者を収容したことにより、感染リスク等に加え、職員が平常時には想定されない業務に当たることとなるため、防疫手当に係る特例を定めようとするものであります。  次に、議案第44号、南房総市重度心身障害者医療費等支給条例の一部を改正する条例の制定についてですが、千葉県重度心身障害者(児)医療給付事業費補助金交付要綱の一部改正に伴い、対象者が追加されたため、所要の改正を行おうとするものであります。  次に、議案第45号、令和元年台風第15号等による被災者に係る介護保険料の減免手続の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についてですが、介護保険料の減免手続に関し、提出期限の延長等、所要の改正を行なおうとするものであります。  次に、議案第46号、南房総市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてですが、介護保険法施行令及び介護保険の国庫負担金の算定等に関する政令の一部を改正する政令等の施行に伴い、所要の改正を行なおうとするものであります。  次に、議案第47号、契約の締結についてですが、旧南房総市立和田小学校等解体撤去工事に係る一般競争入札の結果、青木・三浦特定建設工事共同企業体が落札しましたので、同社と2億7,555万円をもって工事請負契約を締結しようとするものであります。本工事の契約の締結をするに当たり、南房総市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであります。  次に、議案第48号、契約の締結についてですが、南房総市立三芳中学校校舎改修工事(建築工事)に係る一般競争入札の結果、東海建設株式会社が落札しましたので、同社と2億8,270万円をもって工事請負契約を締結しようとするものであります。  次に、議案第49号、契約の締結についてですが、外房地区学校給食共同調理場建設工事(建築工事)に係る一般競争入札の結果、株式会社大松建設が落札しましたので、同社と6億7,100万円をもって工事請負契約を締結しようとするものであります。  次に、議案第50号、契約の締結についてですが、外房地区学校給食共同調理場建設工事(電気設備工事)に係る一般競争入札の結果、幸洋電設株式会社が落札しましたので、同社と2億350万円をもって工事請負契約を締結しようとするものであります。  次に、議案第51号、契約の締結についてですが、外房地区学校給食共同調理場建設工事(機械設備工事)に係る一般競争入札の結果、安房住宅設備機器有限会社が落札しましたので、同社と3億9,182万円をもって工事請負契約を締結しようとするものであります。  次に、議案第52号、契約の変更についてですが、平成30年南房総市議会第3回定例会において議決を経て締結いたしました南房総市役所本庁舎大規模改修工事(建築工事)について、契約額が4億3,200万円であったものを、1,486万7,600円増額いたしまして、4億4,686万7,600円に変更しようとするものであります。  次に、議案第53号、財産の取得についてですが、(仮称)外房地区学校給食センターの厨房機器を新たに取得するに当たり、南房総市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものであります。  次に、議案第54号、館山市・南房総市定住自立圏形成協定の締結についてですが、館山市及び南房総市を圏域とする定住自立圏構想を推進するに当たり、目的、基本方針、連携する政策分野及び取組の内容並びに役割分担等を定める協定を締結しようとするものであります。  次に、議案第55号、令和2年度南房総市一般会計補正予算(第4号)ですが、歳入歳出予算及び地方債の補正であります。歳入歳出予算の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ2億9,767万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ292億9,697万7,000円とするものであります。  今回の補正予算ですが、GIGAスクール構想の実現に要する予算を計上したほか、令和元年台風第15号等により被害を受けた地域コミュニティ施設の建て替え及び修繕に係る県補助制度の創設による補助金の追加、並びに国・県の補助事業、自治総合センター地域活性化センター交付金事業の採択、交付額内示などによる補正が主なものであります。  次に、議案第56号、令和2年度南房総市介護保険特別会計補正予算(第1号)ですが、議案第46号で介護保険料の減額に係る介護保険条例の一部改正を提案させていただいておりますが、これに伴う財源調整で、既定の予算額の変更はございません。  次に、議案第57号、令和2年度南房総市水道事業会計補正予算(第1号)ですが、4条予算の収入の補正であります。4条予算の収入について、国庫補助金を3,404万5,000円増額し、資本的収入を3億1,794万円とするものであります。  次に、議案第58号、契約の締結についてですが、南房総市立三芳小学校校舎改修工事(建築工事)に係る一般競争入札の結果、株式会社石井工務店が落札しましたので、同社と1億9,030万円をもって工事請負契約を締結しようとするものであります。  以上、各案件に対する提案理由について御説明申し上げましたが、この会期中に追加議案として、旧南房総市立南小学校等解体撤去工事の契約の締結について及び新型コロナウイルス感染症の影響を受けた観光関係への支援策を追加するため、南房総市一般会計補正予算(第5号)を追加上程する予定でございます。  よろしく御審議をお願いいたします。 10: ◯青木正孝議長 報告及び提案理由の説明を終わります。  次に、各議案の補足説明を求めます。  議案第41号について、市民生活部長から説明願います。  市民生活部長。 11: ◯市民生活部長 議案第41号、令和元年台風第15号等による被災者に対する令和2年度国民健康保険税の減免の特例に関する条例の制定について補足説明いたします。  肩ナンバー6を御用意願います。  令和元年度分の国民健康保険税については、令和元年10月30日に施行し、令和2年3月に一部改正した令和元年台風第15号等による被災者に対する市税の減免の特例に関する条例の規定により、特定災害の被害を受けた日以後の納期に係る税額分を被害区分に応じて減免しております。国民健康保険税は4月から新年度分として賦課されますが、台風第15号等の特定災害の被害は甚大で、いまだ復興の途中でございます。そこで、令和2年度分の国民健康保険税につきましても、引き続き減免を行うこととし、必要な条例を制定しようとするものであります。  第1条は、令和元年台風第15号、第19号及び同年10月25日の大雨を特定災害とし、減免される税金は令和2年度に課する当該年度分の国民健康保険税とするものです。  第2条は、全壊、大規模半壊、半壊を法律上の位置づけで定義し、区分を明確にするものです。  第3条は、減免の対象となる国民健康保険税の規定で、令和2年4月分から9月分までに相当する月割算定額とするものです。  第4条は、減免の規定です。第1項は、納税義務者が被災によって障害者となった場合には10分の9を減免するものです。  1ページから2ページの第2項は、住宅等の被害程度が全壊の場合は全部、大規模半壊または半壊の場合は2分の1を減免しようとするものです。  第3項は農作物の減収による減免の規定です。特定災害により農作物の減収による損失額から、農業災害補償によって支払われる金額を除き、平年より10分の3以上の収入の減の場合で、平成30年度中の合計所得金額が1,000万円以下の場合が対象となります。農業所得以外の所得が400万円を超える場合は対象外となります。減免の割合は、合計所得金額の区分によって10分の2から10分の10までとなります。  第4項は適用除外規定となっています。  3ページの第5条ですが、減免申請の規定です。原則は申請書を受理、調査の後に減免が決定される流れとなります。ただし、第6条の規定により、納税義務者に係る罹災判定、その他必要な事項を調査することで申請書の提出を省略できる規定となっております。令和元年度分が減免の適用となった方には、申請を必要とせず引き続き減免を行う予定としております。  第7条は令和2年度分の国民健康保険税を既に納付済みであっても減免の対象とする規定です。  第8条は不正行為があった場合には減免を取り消す規定となっております。  第9条は必要な事項を規則に委任する規定となっております。  最後に、附則といたしまして、この条例は公布の日から施行し、令和2年4月1日から適用しようとするものです。  以上で議案第41号、令和元年台風第15号等による被災者に対する令和2年度国民健康保険税の減免の特例に関する条例の制定について、補足説明を終わります。よろしくお願いいたします。 12: ◯青木正孝議長 次に、議案第42号及び議案第43号について、総務部長から説明願います。  総務部長。 13: ◯総務部長 議案第42号、南房総市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例の制定について補足説明申し上げます。  肩ナンバー7及び8を御用意願います。  本年4月から導入されました会計年度任用職員制度に関連した制度を整備しようとするものです。  肩ナンバー8、新旧対照表を御覧ください。第2条におきまして服務の宣誓について定めているところでありますが、会計年度任用職員については特段の定めをすることができるよう、改正を行おうとするものであります。  肩ナンバー7をお願いいたします。施行期日につきましては公布の日から施行することとしております。  以上で議案第42号の補足説明を終わります。  続きまして、議案第43号、南房総市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について補足説明申し上げます。  肩ナンバーは9と10を御用意願います。  令和2年3月18日に、新型コロナウイルス感染症により生じた事態に対処するための防疫等作業手当の特例についてとして、特殊勤務手当に係る人事院規則の一部改正が行われました。新型コロナウイルス感染症が急速に拡大し、当市においても富山国保病院での患者を受け入れている中、感染のリスクに加え、厳しい勤務環境と極めて逼迫した雰囲気の中で平常時には想定されない業務に当たることとなることから、当該患者に係る業務を行う職員に対して支給される特殊勤務手当の1つである防疫手当に関しまして特例を定めようとするものであります。  肩ナンバー10、新旧対照表を御覧ください。別表8、防疫手当の支給基準を1日に改めております。これに併せまして行旅死亡人取扱作業手当及び行旅病人取扱作業手当の支給基準につきましても1日に改めております。  附則第9項におきまして、新型コロナウイルス感染症に係る作業に対して防疫手当を支給し、この場合は別表第8の防疫手当の項の規定は適用しないこと、第10項におきまして当該手当額を1日につき3,000円とし、新型コロナウイルス感染症患者等に長期間接触する作業等については4,000円とすることを規定しております。  肩ナンバー9をお願いいたします。施行期日につきましては公布の日から施行することとし、本年1月27日から適用することとしております。  以上で議案第43号の補足説明を終わります。よろしくお願いいたします。 14: ◯青木正孝議長 次に、議案第44号から議案第46号までについて、保健福祉部長から説明願います。  保健福祉部長。 15: ◯保健福祉部長 それでは、議案第44号、南房総市重度心身障害者医療費等支給条例の一部を改正する条例の制定について補足説明申し上げます。  肩ナンバーは11と12を御用意ください。  肩ナンバー12の新旧対照表で御説明いたします。今回の改正につきましては、千葉県重度心身障害者(児)医療給付事業費補助金交付要綱の一部改正に伴いまして、重度心身障害者医療費助成対象者精神障害者保健福祉手帳1級所持者の追加を行おうとするものでございます。  肩ナンバー11を御覧いただきたいと存じます。附則の施行期日でございますが、令和2年8月1日から施行しようとするものでございます。  以上で議案第44号の補足説明を終わります。  続きまして、議案第45号、令和元年台風第15号等による被災者に係る介護保険料の減免手続の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について補足説明いたします。  肩ナンバー13と14を御用意ください。  まず、肩ナンバー14の新旧対照表を御覧いただきたいと存じます。本条例の改正につきましては、介護保険料の減免措置に対する国の財政支援の延長に伴いまして、減免措置の延長を図ろうとするものでございます。第2条の減免申請の提出期限の特例について、減免の対象となる保険料を令和元年9月9日から令和2年3月31日までの納期限としておりましたが、これを令和2年9月30日まで延長しようとするものでございます。  次に、肩ナンバー13をお願いいたします。附則でございますが、本条例は公布の日から施行するものでございます。  以上で議案第45号の説明を終わります。  続きまして、議案第46号、南房総市介護保険条例の一部を改正する条例の制定につきまして、補足説明をさせていただきます。  肩ナンバー15・16を御用意いただきたいと存じます。  まず、肩ナンバー16の新旧対照表で御説明申し上げます。今回の改正につきましては、介護保険法施行令の一部が改正されまして、本年3月30日に公布、施行されたことに伴い、65歳以上の被保険者であります第1号被保険者のうち、低所得者、所得状況に応じた介護保険料、所得段階9段階区分のうち、第1段階から第3段階に該当する方の保険料の軽減を図るものでございます。第3条第2項は所得段階第1段階に該当する方の令和2年度の保険料年額を2万5,200円から2万200円に減額するものでございます。第3項及び第4項につきましては、所得段階第2段階及び第3段階に該当する方の保険料年額を5万400円から第2段階は3万3,600円に、第3段階は4万7,100円に減額するものでございます。  次に、肩ナンバー15を御覧ください。附則でございますが、本条例につきましては公布の日から施行し、令和元年度以前の保険料は従前のとおりでございます。  以上で議案第46号の補足説明を終わります。よろしくお願いいたします。 16: ◯青木正孝議長 次に、議案第47号から議案第55号までについて、総務部長から説明願います。  総務部長。 17: ◯総務部長 それでは、議案第47号の旧南房総市立和田小学校等解体撤去工事請負契約の締結につきまして補足説明申し上げます。
     肩ナンバーは17となります。  工事概要でありますが、校舎、プール附属室、倉庫、ポンプ室を解体撤去し、屋内運動場を学校施設から社会体育施設に用途変更するための改修工事を実施しようとするものであります。  契約に至る経緯は、令和2年5月15日に制限付き一般競争入札により入札執行したところ、入札参加申請業者12者中3者が入札に参加をし、青木・三浦特定建設工事共同企業体が落札をしましたので、同社と2億7,555万円をもって令和2年5月21日に工事請負の仮契約の締結をしたところであります。  本工事の契約の締結をするに当たり、南房総市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであります。なお、ただいま申し上げました議会の議決を求める根拠となる条例の規定は、この後の議案第52号まで同様となります。  以上で議案第47号の補足説明を終わります。  続きまして、議案第48号の南房総市立三芳中学校校舎改修工事(建築工事)請負契約の締結につきまして補足説明申し上げます。  肩ナンバーは18となります。  工事概要は、昭和45年に建設された管理教室棟、昭和60年に建設された普通教室棟、昭和61年に建設された給食棟、平成9年に建設された特別教室棟の老朽化が著しいため、屋上防水、外壁改修、トイレ改修、床・壁・天井等の内装改修工事を実施しようとするものです。  契約に至る経緯は、令和2年5月18日に制限付き一般競争入札により入札執行したところ、入札参加申請業者6者中2者が入札に参加をし、東海建設株式会社が落札をしましたので、同社と2億8,270万円をもって令和2年5月21日に工事請負の仮契約の締結をしたところであります。  以上で議案第48号の補足説明を終わります。  続きまして、議案第49号の外房地区学校給食共同調理場建設工事(建築工事)請負契約の締結につきまして補足説明申し上げます。  肩ナンバーは19となります。  工事概要でありますが、新たに(仮称)外房地区学校給食センター、鉄骨造2階建て、延床面積1,493.23平方メートル、散水設備機械室、鉄筋コンクリート造、平屋建て、延床面積6.25平方メートルを建設し、丸山学校給食センターを(仮称)南房総市炊飯センターに改修するものです。  (仮称)外房地区学校給食センターは1日当たり1,500食を供給する施設として、調理室、洗浄室、機械室、事務室などを整備します。また、(仮称)南房総市炊飯センターは既存調理室、洗浄室を改修し、炊飯用の調理室及び食品庫、倉庫などを整備します。  契約に至る経緯は、令和2年5月15日に制限付き一般競争入札により入札執行したところ、入札参加申請業者5者中3者が入札に参加をし、株式会社大松建設が落札をしましたので、同社と6億7,100万円をもって令和2年5月21日に工事請負の仮契約の締結をしたところであります。  以上で議案第49号の補足説明を終わります。  続きまして、議案第50号の外房地区学校給食共同調理場建設工事(電気設備工事)請負契約の締結につきまして補足説明申し上げます。  肩ナンバーは20となります。  工事概要は、新たに建設する(仮称)外房地区学校給食センター、改修する(仮称)南房総市炊飯センターの受変電設備、幹線設備、動力設備、電灯設備等の電気設備工事を施工するものです。  契約に至る経緯は、令和2年5月15日に制限付き一般競争入札により入札執行したところ、入札参加申請業者5者中5者が入札に参加をし、幸洋電設株式会社が落札しましたので、同社と2億350万円をもって令和2年5月21日に工事請負の仮契約の締結をしたところであります。  以上で議案第50号の補足説明を終わります。  続きまして、議案第51号の外房地区学校給食共同調理場建設工事(機械設備工事)請負契約の締結につきまして補足説明申し上げます。  肩ナンバーは21となります。  工事概要は、新たに建設する(仮称)外房地区学校給食センター、改修する(仮称)南房総市炊飯センターの受変電設備、給排水設備、空調設備、衛生設備、除害施設等の機械設備工事を施工するものです。  契約に至る経緯は、令和2年5月25日に制限付き一般競争入札により入札執行したところ、入札参加申請業者8者中7者が入札に参加をし、安房住宅設備機器有限会社が落札をしましたので、同社と3億9,182万円をもって令和2年5月21日に工事請負の仮契約の締結をしたところであります。  以上で議案第51号の補足説明を終わります。  続きまして、議案第52号の補足説明を申し上げます。  肩ナンバー22をお願いいたします。  本議案の契約の変更については、平成30年8月31日に入札、議会の議決を経て平成30年9月21日本契約をした南房総市役所本庁舎大規模改修工事(建築工事)に係る契約額の変更であります。  変更の内容としましては、外壁補修において亀裂や爆裂していた箇所が想定以上に見受けられたため、補修箇所が増えたことや、台風等による強風の影響を考慮し、新設する非常用発電機の目隠しフェンスの仕様を強度の高いものに変更するものです。契約額を4億3,200万円であったものを変更額1,486万7,600円増額となり、変更後の契約額は4億4,686万7,600円となります。  以上で議案第52号の補足説明を終わります。  続きまして、議案第53号、財産の取得について補足説明申し上げます。  肩ナンバーは23となります。  本議案は、(仮称)外房地区学校給食センターの厨房機器の購入に係る財産の取得でございます。新たに建設する(仮称)外房地区学校給食センターの調理業務に必要な各種厨房機器、計量機器、食材保管機器、洗浄機器、衛生機器等を購入するものです。  今回の契約に至る経緯は、令和2年5月15日に制限付き一般競争入札により入札執行したところ、入札参加申請業者6者中5者が入札に参加をし、日本調理機株式会社千葉営業所が落札をしましたので、同社と1億9,800万円をもって令和2年5月21日に仮契約の締結をしたところであります。財産の取得に関する契約の締結をするに当たり、南房総市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものであります。  以上で議案第53号の補足説明を終わります。  続きまして、議案第54号、館山市・南房総市定住自立圏形成協定の締結について補足説明申し上げます。  肩ナンバーは24をお願いいたします。  館山市及び南房総市を圏域とする定住自立圏構想を推進するに当たり、国の定住自立圏構想推進要綱により、目的、基本方針、連携する政策分野及び取組の内容並びに役割分担等を定める協定を締結しようとするものであります。  1枚めくりまして、館山市・南房総市定住自立圏形成協定書の2ページをお願いいたします。  協定書の内容でありますが、第1条は目的について定めております。中心市宣言を行った館山市と南房総市が連携と協力により定住に必要な都市機能及び生活機能を高め、持続可能な社会基盤を築き、圏域の活性化を図り、魅力ある圏域を形成することを目的としております。  第2条は基本方針です。  第3条は連携する政策分野及び取組の内容並びに役割分担についてであり、4ページ以降の別表のとおりとしております。  第4条は執行に当たっての連携協力及び費用負担について定めております。第3条で規定する取組の推進に当たって必要な費用は定住自立圏構想の財政措置を基本とし、館山市と南房総市が協議し費用負担するものとします。  第5条は協定の変更について、第6条は協定の廃止について定めております。協定の変更、廃止をしようとする場合は議会の議決が必要となります。  第7条は疑義の解決について定めております。  4ページをお願いいたします。別表でございます。1の生活機能の強化に係る政策分野では、医療、福祉、防災、産業振興、環境、教育について、6ページの2の結びつきやネットワークの強化に係る政策分野では、交通、道路、移住・定住・交流について、7ページの3の圏域マネジメント能力の強化に係る政策分野では、圏域の人材及び職員の育成並びに民間の専門人材の活用などについて、各分野ごとに取組の内容、館山市及び南房総市の役割について定めております。  以上で議案第54号の補足説明を終わります。  続きまして、議案第55号、令和2年度南房総市一般会計補正予算(第4号)について補足説明申し上げます。  肩ナンバー25、予算書の1ページを御覧ください。  今回の補正予算は歳入歳出予算及び地方債の補正で、歳入歳出予算の補正は、規定の予算の総額に2億9,767万5,000円を追加し、総額を292億9,697万7,000円とするものです。  初めに、歳出予算から御説明をいたします。16、17ページをお願いいたします。  2款総務費、1項総務管理費、9目自治振興費、コミュニティ集会所建設事業3,368万円の追加は、昨年の台風第15号等により被害を受けた地域コミュニティ施設の建て替え及び修繕について、県補助制度の創設に伴い県補助金分を追加するものです。  次の、富山ふれあいコミュニテイセンター管理運営事業12万3,000円の追加は、昨年度に受け入れた指定寄附により、館内展示用の書架を購入しようとするものです。  次の、コミュニティ助成事業250万円の追加は、宝くじの助成を受けて実施するコミュニティ助成事業で、富山地区の竹内地区神輿補修事業について、自治総合センターからの交付決定を受け補助しようとするものです。  5項2目統計調査費の各種統計調査費75万4,000円と、次の各種統計調査費職員人件費69万5,000円の追加は、本年10月1日を基準日として実施予定の国勢調査に関する補正でございます。オンライン回答推進に当たりましての館山市との共同事業に要する経費及び委託金の交付見込みに伴いまして、職員人件費の追加などでございます。  18、19ページをお願いします。  3款民生費、1項社会福祉費、1目社会福祉総務費、社会福祉法人指導監査事業220万円の追加は、特別監査の必要が生じたため、その実施に要する公認会計士への委託料を追加するものです。  次の、新型コロナウイルス対応ふれあいランチサービス事業151万8,000円の追加は、新型コロナウイルスの感染拡大により、社会福祉協議会が行う手作り弁当等の配付事業が調理時の3密回避のため休止とされていることから、当該事業の継続と地域経済の活性化のため、地元業者の弁当等を購入した上で高齢者世帯に配付しようとするものです。  5目介護保険費、介護保険特別会計繰出金3,055万1,000円の追加は、昨年度の消費税率引き上げに伴いましての制度改正であり、第1号被保険者保険料について低所得者の負担軽減の強化、完全実施による繰出金を追加するものです。  2項児童福祉費、1目児童福祉総務費、新生児特別定額給付金給付事業200万円の追加は、特別定額給付金の対象とならない令和2年4月27日の基準日後の緊急事態宣言下で出生した新生児を対象として、特別定額給付金と同額を給付しようとするものです。  3項生活保護費の生活保護総務費66万円の追加は、本年10月施行の日常生活支援居住施設の創設により生活保護用電算システムを改修するものです。  20、21ページをお願いします。  5款農林水産業費、1項農業費、3目農業振興費、農業振興一般事務費112万5,000円の追加は、昨年の台風第15号等により被災したビワ産地の再生に関するもので、営農継続に向けびわ再生協議会が実施する圃場調査等に対し補助しようとするものです。  4目畜産業費、畜産業一般事務費50万円の追加は、県単補助制度を活用し新規雇用を前提とした就農環境の改善施設を整備しようとする経費に対し補助するものです。  2項林業費、2目林業振興費、林道維持補修事業1,066万1,000円の追加は、林道の適正管理と防災・減災・長寿命化を図るため、橋梁、隧道について点検及び診断を実施し、個別施設計画を策定しようとするものです。  22、23ページをお願いします。  6款商工費、1項商工費、2目商工振興費、移住交流ビジネス創造事業199万9,000円の追加は、地域活性化センターの助成を受けて実施する官民連携による移住交流ビジネス創造事業で、空き家の利活用を促進し、都市部の借り手に対して南房総ならではの体験を提供することで関係人口の増加、移住の促進等を図ろうとするものです。  3目観光費のとみうら枇杷倶楽部管理運営事業81万円の追加は、慢性的に不足している枇杷倶楽部の駐車場について、拡張のため旧タカヨシの駐車場用地を借り上げようとするものです。  24、25ページをお願いします。  7款土木費、1項土木管理費、1目土木総務費は145万円の追加で、県が実施する急傾斜地崩壊防止施設緊急改築事業について負担金を追加するものです。実施箇所は和田町仁我浦地先でございます。  26、27ページをお願いします。  8款消防費、1項消防費、4目災害対策費は1,160万4,000円の追加で、災害発生に備えた防災用備蓄品の購入及び新型コロナウイルス感染症対策として避難所物資の購入費を追加するものです。  28、29ページをお願いします。  9款教育費、1項教育総務費、2目事務局費、一般事務費2億4,872万1,000円の追加は、GIGAスクール構想の実現のため、校内通信ネットワークと児童生徒1人1台端末の整備及びインターネットの未整備家庭を対象にした貸出し用のモバイルルーターの整備に要する費用を追加するものです。なお、端末はタブレット端末を予定しております。  次の教育施設整備事業職員人件費は、2項の小学校管理費と関連しての財源補正です。2項小学校費ですが、1目小学校費、一般小学校管理費は6,054万円の減額で、富浦小学校及び千倉小学校のトイレ改修費について令和元年度国の補正予算(第1号)による補助採択を受けたため、重複計上していた予算を減額するものです。併せて財源の補正は人件費充当部分を含めて減額をしております。  6項保健体育費、3目学校給食センター等管理運営事業71万5,000円の追加は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、幼稚園、小学校、中学校の臨時休校による学校給食の緊急停止によりまして炊飯加工業者が負った令和2年3月分の損失を補償しようとするものです。  続きまして、歳入について御説明をいたします。  戻りまして、10、11ページをお願いいたします。  16款国庫支出金及び次のページにまたがりましての17款県支出金は事業の新規採択、交付内示などによる補助金等の補正で、説明欄記載のとおりです。なお、国庫支出金中の4目教育費国庫補助金、6節教育総務費補助金の公立学校情報通信ネットワーク環境施設整備費補助金及び公立学校情報機器整備費補助金は、GIGAスクール構想の実現に対する補助金で、合わせて1億3,885万5,000円です。  12、13ページをお願いします。  20款繰入金補正額8,196万2,000円の追加は、歳入歳出差引額の調整として財政調整基金からの繰入金を追加したものです。  14、15ページをお願いします。  22款諸収入、4項雑入、4目の雑入449万9,000円は宝くじの収益を活用したコミュニティ助成事業助成金及び地域活性化センターからの移住交流ビジネス創造事業助成金を見込んでおります。  23款市債は2,420万円の追加です。教育債、学校施設等トイレ改修事業債は4,160万円の減額で、富浦小学校及び千倉小学校トイレ改修事業についての減額補正です。公立学校情報通信ネットワーク環境施設整備事業債は6,450万円の追加で、GIGAスクール構想の実現に係るものです。  土木債、急傾斜地崩壊防止施設緊急改築事業債(公共事業等)は、和田町仁我浦地先での急傾斜地崩壊防止事業に対するものです。  続きまして、地方債の補正について御説明をいたします。5ページをお願いいたします。  第2表、地方債補正でありますが、追加及び変更です。公立学校情報通信ネットワーク環境施設整備事業債、急傾斜地崩壊防止施設緊急改築事業(公共事業等)をそれぞれ追加し、学校施設等トイレ改修事業債は、市債限度額を4,160万円減額し4,700万円とするものです。起債の方法、利率、償還の方法につきましては、予算書記載のとおりでございます。なお、肩ナンバー26で補正予算説明資料を添付いたしましたので、後ほど御覧いただければと思います。  以上で議案第55号の補足説明を終わります。よろしくお願いいたします。 18: ◯青木正孝議長 次に、議案第56号について、保健福祉部長から説明願います。  保健福祉部長。 19: ◯保健福祉部長 それでは、議案第56号、令和2年度南房総市介護保険特別会計補正予算(第1号)につきまして補足説明を申し上げます。  肩ナンバー27を御用意いただきたいと存じます。  今回の補正につきましては、議案第46号、介護保険条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げましたが、介護保険料の低所得者軽減措置によるもので、歳入予算で繰入金の追加と保険料の減額による予算の財源調整を行うものでございます。歳入歳出予算の総額について変更はございません。  7ページ、8ページをお願いいたします。  歳入予算でございますが、介護保険料の低所得者軽減強化に関わる国・県負担金は一般会計の歳入で受け入れまして、市負担分と合わせ本特別会計に繰り入れるものでございます。9款1項一般会計繰入金に低所得者保険料軽減に関わる繰入金として3,055万1,000円を追加し、これにより1款1項の保険料を現年度分の特別徴収普通徴収分から9款と同額の3,055万1,000円を減額するものでございます。  9ページ以降の歳出予算につきましては、歳入予算の組替えによる財源補正でございます。  なお、低所得者保険料の軽減対象者でございますが、第1段階では2,950人、第2段階では1,622人、第3段階1,245人をそれぞれ見込んでおります。  以上で議案第56号の補足説明を終わります。よろしくお願いいたします。 20: ◯青木正孝議長 次に、議案第57号について、水道局長から説明願います。
     水道局長。 21: ◯水道局長 それでは、議案第57号、令和2年度南房総市水道事業会計補正予算(第1号)について補足説明をいたします。  肩ナンバー28を御用意いただきたいと思います。  1ページをお開きください。第2条の第1款資本的収入の補正ですが、第2項国庫補助金について3,404万5,000円を増額し、第1款資本的収入を3億1,794万円にしようとするものであります。  内容といたしましては、昨年の台風第15号のときに故障いたしました小向浄水場発電機の更新工事について、水道施設機能維持整備費による国庫補助金の臨時特別措置分の内示がありましたので、補正をしようとするものであります。資本的収入の増額により資本的収入額が不足する額は減額となり、記載のとおり過年度分損益勘定留保資金等で補填することとしております。  3ページには補正予算実施計画、4ページには予定キャッシュフロー計算書が添付してありますので、参考にしていただければと存じます。  以上で補足説明を終わります。よろしくお願いいたします。 22: ◯青木正孝議長 次に、議案第58号について、総務部長から説明願います。  総務部長。 23: ◯総務部長 それでは、議案第58号の南房総市立三芳小学校校舎改修工事(建築工事)請負契約の締結について補足説明申し上げます。  肩ナンバー29となります。  事業概要は、昭和48年に建設された校舎棟の老朽化が著しいため、屋上防水、外壁改修、トイレ改修、床・壁・天井等の内装改修工事を実施しようとするものです。  契約に至る経緯は、令和2年5月15日に制限付き一般競争入札により入札執行したところ、入札参加申請業者5者中2者が入札に参加し、2者が低入札価格調査基準額を下回ったことから、南房総市建設工事等低入札価格審査委員会において審査した結果、株式会社石井工務店を落札者としましたので、同社と1億9,030万円をもって令和2年6月4日に工事請負の仮契約の締結をしたところであります。本工事の契約の締結をするに当たり、南房総市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであります。  以上で議案第58号の補足説明を終わります。よろしくお願いいたします。 24: ◯青木正孝議長 以上で補足説明を終わります。  ここで10分間休憩いたします。                                         (午前10時58分)    ──────────────────────────────────────────                                         (午前11時08分)     ◎一般質問 25: ◯青木正孝議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第27、一般質問を行います。  通告のありました質問者は2人です。通告順に発言を許します。なお、新型コロナウイルスの感染症対策のため、議員の発言は議席にてお願いいたします。  初めに、阿部美津江君。 26: ◯阿部美津江議員 5番、公明党の阿部美津江でございます。通告に従い質問いたします。  中国武漢市を中心に新型コロナウイルス感染症の発生が確認されて以降、世界各地に広まり、市民生活、地域経済、教育など様々な分野に大きな影響を及ぼしております。また、このウイルスとの闘いは長期戦を覚悟しなければならないとも言われています。  このような中で、命を守る医療の第一線で活動されている医療関係者の皆様に心より敬意を表します。そして、新型コロナウイルス感染症対策が刻々と変化する中、対応してくださっている多くの皆様、行政関係者の皆様に感謝申し上げます。  今回の質問は、第2波、第3波を見据えて取り組まなければならない課題の中から、新型コロナウイルス対策に伴う教育環境の整備についてといたしまして、順次質問をさせていただきます。  小さな1点目としまして、必要な授業時間の確保についてです。  新型コロナウイルス感染症拡大により、長期にわたっての臨時休校を経て本市も6月1日から学校が再開されました。学習指導要領に基づいた授業時間数の確保は重要であり、遅れている子供たちの学びをいかに保障していくかということが大きな課題であります。そこで、学業の遅れをどのようなスケジュールで行っていくのかお伺いいたします。  小さな2点目としまして、ICTを活用した教育環境の整備についてです。  昨年12月、文部科学省はGIGAスクール構想を打ち出しました。子供たち一人一人にコンピューター端末と学校の高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備していくこととされております。また、昨年6月には学校教育の情報化の推進に関する法律が公布、施行され、国や自治体が学校教育の情報化の推進に関する施策を総合的、計画的に策定・実施する責務が明確化されました。この構想は令和5年度までの達成というふうにされておりましたが、政府は本年5月、新型コロナウイルスへの対応として緊急経済対策にGIGAスクール構想の前倒し実施を盛り込みました。これからの時代を生き抜く子供たちにとって、ICTは切っても切り離せないものとなっており、オンライン授業など学校教育におけるICTのさらなる活用も大きな期待が寄せられております。  発言通告後、今定例会にGIGAスクール構想実現のための補正予算案を上程されたところではございますが、再び臨時休校など行うことを想定とした対応として、ICTを活用した教育環境の早期整備、運用が必要と考えますが、本市の取組状況をお尋ねいたします。  小さな3点目としまして、校内の衛生管理と感染を想定した対応についてです。  学校再開に当たり体温等健康観察の徹底や校内の衛生管理に気を遣っておられることと思いますが、教職員への負担も懸念されるところでございます。何より教職員から子供への感染リスクを抑えたきめ細かな対応が求められます。この新型コロナウイルス感染症が拡大する中で、北九州市では水際対策を講じていたにもかかわらず、小・中学校でのクラスターが発生したとの報道がありました。学校環境下の中で1人でも感染者がいれば集団感染となります。全国では低年齢の感染者も多く報告されているところでございます。  そこでお尋ねいたします。多くの児童・生徒が触れる場所や教具などの消毒体制や、感染者が確認された場合に対応する体制は構築されているのかお伺いいたします。  以上、1回目の質問でございます。お願いします。 27: ◯青木正孝議長 教育長。 28: ◯教育長 阿部議員の質問にお答えします。  新型コロナウイルス対策に伴う教育環境の整備についてお答えいたします。  まず、1点目の必要な授業時間数の確保についてですが、国で定めている学習指導要領では授業時間数は年間35週とされています。今年は4月、5月と休校が続いたため、本来7月21日から8月31日までの42日間の夏期休業を8月8日から8月23日に短縮し、18日間授業を行います。このことによって必要な授業時間数は確保できるものと考えております。  次に、2点目の再び臨時休校など行うことを想定した対応として、ICTを活用した教育環境の整備が必要と考えるが本市の取組状況は、についてですが、現在、市内各小中学校には無線LANが整備されていますので、学習用、事務用問わず、校内のどこでもネットワークは利用できる環境にあります。この設備は平成25年度の地域の元気臨時交付金を使って整備したもので、既に7年目を迎え、更新の時期が迫っていたところでしたが、昨年12月に政府によりGIGAスクール構想が打ち出され、その政策パッケージの1つである公立学校情報通信ネットワーク環境施設整備費補助金を活用し、令和2年度に更新するための補正予算案を今回の議会に上程しているところであります。また、児童・生徒が使用する端末については、従来から5か年ごとのパソコン教室のパソコン更新などの環境整備を進めてまいりました。令和元年度に小学校パソコン教室用の端末としてタブレット250台を導入し、引き続き令和2年度は中学校分を当初予算に計上しておりました。ネットワーク環境整備と同様に、GIGAスクール構想と新型コロナウイルスに対応するためのICT学習環境整備のため、公立学校情報機器整備費補助金を活用した1人1台のタブレットを整備する補正予算案を、今回の議会に上程しているところであります。  また、1人1台のタブレットで使用するソフトウエアについては、GIGAスクール構想と同様にこれまでのパソコン教室での用途から大幅に方向転換し、普通教室での学習活動に加え、家庭への持ち帰り学習も利用の範囲としています。クラウドを活用し授業を動画により配信するシステムや、単元ごとの学びを深めるためのオンラインのドリルを導入することとしています。これらのシステムでは、担任が子供たちの学習時間やテスト結果などの学習状況を把握し、指導に生かすことができます。ほかにも宿題として問題を配信したり、取組に対して助言したりするなど、対話的なやりとりも可能であります。さらにテスト結果や習熟度をAIが分析し、子供一人一人に適応した学習内容を提示することが可能であること、学年を超えた学び直し学習にも取り組めるなど、多様な学習が展開できるものと考えております。  この予算案が可決され次第、調達事務に取りかかり、早期に1人1台のタブレットを整備し、新たな学習形態として活用が進められるよう取り組んでまいりたいと考えています。  次に、3点目の校内衛生管理と感染対応についてですが、校内の衛生管理については、まず園・学校にウイルスを持ち込まないことに重点を置き、児童・生徒と教職員の毎朝の検温と体調管理を徹底しています。  次に、感染予防の徹底として、マスクの着用、小まめな手洗いの励行、席を離し密集を防ぐ、小まめな換気など、新たな日常の基本的生活様式の習慣化の徹底を図っております。併せて多くの人の触れるドアノブやスイッチ等の消毒も小まめに行います。また、クラスを超えて使用するトイレ等は教職員が適切に清掃と消毒を行っております。感染対応につきましては、児童・生徒等、または教職員の感染が確認された場合、定められた手順に従い関係機関等と連絡を取って対応することとしております。  以上で答弁を終わります。 29: ◯阿部美津江議員 それでは再質問をさせていただきます。  先ほどの教育長の答弁では、夏期休暇を短縮して授業時間数を確保するということでしたが、緊急事態宣言により学校は4月7日から5月31日まで休業の措置がとられたわけなんです。18日間の夏期休暇を短縮して授業を行ってそれが補えるものなのか、ちょっと疑問なんですね。時間割を編成することや、また補習などの場合には教職員の負担も懸念されますが、今の現教員数で対応できるのかを伺いたいと思います。 30: ◯教育長 年間は365日でありまして、7日で割りますと52週あります。長期休業を含めます休業が10週ありまして、42週分が授業時間数としてあったわけですけれども、そのうちの夏休みに18日間やることによって、35週分の授業を行うことは十分まだ余裕があるというふうに判断しております。ただ、先ほど答弁しました内容に、家庭学習をかなり意図的・計画的にやっていかなくちゃいけないと思っておりますので、今回の上程しております予算が可決されましたら、パソコン等を使った形で十分遅れを取り戻すような内容でやっていきたいと思っています。  もう1点のお尋ねの教職員の配置ですけど、確かに教員は多いほうがいいわけですけど、これは国の配置でありまして、私どもがどうこうできる問題ではなくて、国のほうで各県に配当して、私どもに回ってくるのはほとんどないのかなというふうに判断しております。したがいまして、今は使用できる教室を含めまして可能な限り1つのクラスを2つに分けたりとかいったような形で授業をしております。いずれにしても、長期的な対応になると思いますので、先生方が持続的にできるような形で、無理なく継続的に続けていくことが大事だと思っております。  以上です。 31: ◯阿部美津江議員 1クラス2つに分けてやっているということなんですが、そういうところでまた教員への負担ということも考えられますので、その辺の配置のほうを気をつけていただきたいというふうに思います。  従来、夏休みの間というのは民間事業者による夏期講習というものが行われていると思いますけれども、新型コロナウイルス感染症対策のために夏休み短縮になってしまいますよね。それに伴っての今年度の夏期講習というのはどういうふうにされるのか、また子供たちへの学びの機会と事業者への事業収入の低下を招くことなく実施される対応というところを望むところなんですが、その辺の御見解をよろしくお願いいたします。 32: ◯教育次長 ただいまの講習についてですけれども、毎年民間事業者に委託して行っております夏期講座については、放課後学習講座と併せまして特別補習学習講座として行う予定で今準備を進めているところです。小学校では夏期講座と学習講座合わせて20日間、また中学校は夏期講座分を放課後開放へ移行いたしまして15日間を見込んでいます。各学校独自で開催している学習講座を合わせまして日数を増やすことも今、検討しているところです。期間といたしましては、来月7月から翌年の3月までを予定しているところです。  現在、塾の選定を行っていまして、同日にならないように各学校間で日程を調整いたしまして、学園単位での塾の設定を考えているところです。本講座を学習に充てまして通常授業時間の有効活用をまた図っていきたいと、今、考えている状況です。 33: ◯阿部美津江議員 この講座は多分、従来は希望者だけのものだったと思いますけれども、今、お話の中で私もキャッチできなかったのか分からないんですけど、今回の対象者というのはどうなりますでしょうか。 34: ◯教育長 従来はお話があったように希望者でしたけど、担任のほうからもやったほうがいいということを、その子の状況に応じて必要な子供たちについては勧めてまいりたいと思っております。無理のない形でやっていきたいと思います。 35: ◯阿部美津江議員 では、ICTを活用した教育環境の整備について、インターネット環境がない家庭への支援というのをちょっと伺います。 36: ◯教育次長 インターネットがない家庭への支援ということですけれども、本市では家庭学習環境については以前からインターネットを使用したドリル学習を備えています。今回の臨時休校期間中ですけれども、全ての家庭または児童・生徒に対しまして、パソコンのほうを案内いたしまして、家庭に対して貸出しをいたしまして対応したところです。御質問のインターネット環境が未整備の家庭への支援についてですけれども、全国の児童・生徒に1人1台の学習端末や高速大容量のネットワーク通信環境を整備する、先ほどから申し上げております国で進めますGIGAスクール構想の1つの事業を活用いたしまして、通信機器を整備するところです。市がモバイルのWi-Fiルーターのほうを用意いたしまして、対象となる家庭のほうに貸し出す予定で今、進めております。整備に係る予算は、先ほど申し上げていますとおり6月補正のほうに計上しておりますので、成立後速やかに事業のほうを執行していきたいと考えているところです。 37: ◯阿部美津江議員 分かりました。生活保護世帯については、扶助費から通信費の支援を受けられるというふうに思いますけれども、準要保護家庭への通信費の支援はありますでしょうか。NHKの放送によりますと、以前、やはり通信費がかさむと、家庭への負担があるというようなニュースがありまして、市民の方からも御相談いただいたところでございます。答弁、よろしくお願いします。 38: ◯教育次長 準要保護家庭への通信費の支援ということですけれども、先ほども申し上げましたとおり、インターネットがない家庭への支援と重なりますけれども、未整備の家庭へモバイルWi-Fiルーターを貸し出し、今年度については利用料ですか、通信費を市が負担することで現在進めております。また、既にインターネット環境が整っている家庭につきましては、GIGAスクール構想によりましてまた家庭学習環境ですか、いろいろ環境が変化していくことを考えまして、準要保護家庭に対しての就学援助に通信費を加えることを今後、検討していきたいと思います。  以上です。 39: ◯阿部美津江議員 時間のほうも今日はちょっと迫ってまいりまして、次にまいります。  次にまいりますというか、今までの答弁をお聞きしまして、教育委員会としてもこのGIGAスクール構想を推奨していく、また推進していくというような思いを受け取りましたので、ありがとうございます。よろしくお願いします。  私はZoomアプリを使って会議をしましたが、数名の方の顔を見ながら意見交換ができたり、自粛中の心も癒やされました。今回の臨時休業の際に、パソコンを貸し出すことで対応したということなんですよね。それであれば、オンラインでの交流等もできると思うんです。ですので、できることから、またできる人からやっていただきたかったなというふうに感じております。どうしてもやはり四角四面、ちょっと皆さんに公平になんていう思いでおられるかと思うんですが、四角四面ではなくて、ルールにとらわれないということも必要だと思います。子供たちが閉鎖的な環境の中で、配信ツールを通して友達の顔を見て交流ができることはすばらしいことですし、子供たちが担任とつながっているということで学習にも意欲が湧いてくるというふうに思います。  クラウドを活用しての授業配信というのは、今まで不登校の児童・生徒にも学習の機会を創出できるんですね。ですので、最終学年の教育というのも問題視されていますけれども、特に最終学年の児童・生徒の学習の遅れということを招くことなく早期に運用できるよう、学びの機会の確保をよろしくお願いいたします。  次に、校内の衛生管理と感染を想定した対応についてです。文部科学省の通達では教室やトイレなど、児童・生徒が利用する場所のうち、特に多くの児童・生徒が手を触れる場所、ドアノブだったり手すりだったりスイッチなどは1日1回以上消毒薬を使用し、清掃を行うこととされております。教職員は子供たちの環境が変わって戸惑う子供たちの変化をすぐにキャッチして、これまで以上にきめ細かな対応を迫られていると思うんですね。  教職員の皆様の業務というのは増しているというふうに想像されます。先ほどの教育長の答弁の中には、トイレ等は教職員が責任を持って適切に清掃するということでお話がありましたけれども、校舎内の消毒の作業というものをサポートする人材の確保というのを進める考えはあるか伺います。 40: ◯教育長 いろいろ御心配いただいてありがとうございます。こども園、小・中学校の教員には、子供たちの表情を見ること、よく声をかけることをまず大前提としてお願いしています。その上で今、阿部議員から御指摘いただいた清掃、消毒等をやってもらっていますので、非常に負担感は大きいかと思います。精神的にも非常に負担が大きいかと思っています。そういう中で、今、御提案いただいたんですけど、外部の人が入ること自体がリスクを伴ってまいりますので、現在の段階では内部の教職員のほうでできる限りの対応をしてまいりたいと思っております。したがいまして、部活動等もこの1か月間は休止ということで、大前提は感染防止ということでやっておりますので、御理解いただければと思います。  以上です。 41: ◯阿部美津江議員 文部科学省は新型コロナウイルス感染対策として学校・子供応援サポーター人材バンクというのを創設しております。これは感染症対策のための校舎内消毒のサポートだったり、またICTが得意な方だったり、子供の学習支援や個別の学習サポートといったように、学校をサポートしていただける人材が登録します。そうすると各学校や教育委員会とマッチングして協力してもらうというものでございます。これらのこともまたしっかりと市民、住民に周知していただいて、子供たちが安心安全で学校生活を送れるようによろしくお願いいたします。  最後の質問になります。本来、履修すべき授業を取り返すため、猛暑のシーズンに授業が行われるわけなんですが、本市では計画的に、なおかつ迅速的に各学校への各教室へのエアコンも整備が完了されております。新型コロナウイルスは未知のウイルスでございますが、一般的にはウイルスは乾燥した空気で活発化し、高温多湿に弱く、湿度50%から60%で空気中での感染力が下がると言われておりますが、夏場のエアコンというのは乾燥を引き起こすと言われています。  そこでお伺いします。冬場での対策も整うように、今から夏場での加湿器の使用効果を検証して、整備する考えはありますでしょうか。 42: ◯教育次長 ただいまの質問でございますけれども、加湿器の整備については、今年度エアコンのほうが整備されたわけですけれども、各教室ではエアコンを使用しながら感染防止のために小まめな換気を行い、外気を取り入れていきます。換気によりまして適度な湿度が保たれることから、夏場については加湿器の使用は現在の段階では考えておりません。湿度の低い冬場、乾燥する時期につきましては、加湿器の使用をまた今後検討していきたいと思います。  以上です。 43: ◯阿部美津江議員 暑い夏に今回、授業を受ける子供たちを熱中症から守るためにも、今回、全面にエアコンが設置されましたので、適切にエアコンを使用して新しい生活様式というのを定着しつつ、子供たちが健康で安全な学校生活を送れるように教育委員会としてもよろしくお願いいたします。  以上です。ありがとうございました。 44: ◯青木正孝議長 阿部美津江君の質問が終わりました。  次に、安田美由貴君。 45: ◯安田美由貴議員 7番、安田美由貴。新型コロナウイルス対策についてお聞きいたします。  1点目、医療機関等での検査体制と感染症防護体制の強化についてお伺いします。  富山国保病院での患者の受入れ状況はどのように推移したのでしょうか。  第2波への備えとしてPCR・抗原・抗体検査の実施状況と準備の状況はどのようになっていますか。  発熱外来を含む地域外来検査センターを設置する予定はありますか。  必要な病床数、人員、防護服、消毒液の確保はできていますか。  病院内や介護施設等でのクラスター感染防止に対する支援を強化する考えはありませんか。  2点目、10万円の特別定額給付金の申請状況等についてお聞きいたします。  銀行などの口座がない世帯主はどのようにしたら給付金を受け取ることができるのでしょうか。  ドメスティックバイオレンスを受けている人の申請はありますか。  100通ほど郵送ができていない状況のようですが、その要因と対策をどのように考えていますか。  3点目、生活福祉資金貸付制度の特例貸付等についてです。社会福祉協議会が窓口となっている生活福祉資金貸付や住居確保給付金の問合せ件数や申請状況はどのようになっているか、対応する人員を増やす予定はないのかお聞かせください。  4点目、中小企業と農水産業者への支援策についてです。国が行っている持続化給付金や雇用調整助成金と、市が行っている持続化給付金の問合せ件数や申請状況はどのようになっていますか。速やかな給付のため手続の簡素化は検討していますか。  5点目、避難所運営と在宅避難体制の強化についてです。各避難所の感染症対策はどのようにする考えなのか。宿泊施設の借上げも含めて避難所を増やす考えはありませんか。また、在宅での避難体制を強化するため、耐震補強や家具固定、ガラス飛散防止フィルムなどに対する費用助成を行う考えはないかお聞かせください。  以上で最初の質問を終わります。 46: ◯市長 それでは、安田議員の御質問にお答えいたします。  まず、新型コロナウイルス対策の1点目、医療機関等での検査体制と感染症防護体制の強化についての1番目、富山国保病院での患者受入れ状況はどう推移したのかについてですが、4月8日に1人目の患者を受け入れ、延べ9人を受け入れました。1日最大7人で、最長の患者については20日間入院されました。  次に、2番目の第2波への備えとしてPCR・抗原・抗体検査の実施状況と準備の状況はどうかについてですが、入院患者のPCR検査については安房保健所に委託をしております。また、帰国者・接触者外来については県から委託されておりますが、この患者にPCR検査が必要となった場合は保健所に再委託ということになります。抗原・抗体検査ですが、現在、試薬が開発されつつありますが、保険認証ではないことから、国保病院での検査は困難な状況であります。  次に、3番目の発熱外来を含む地域外来検査センターを設置する予定はあるのかについてですが、地域での感染拡大に備えるため、診療検査体制の確保を目指し、発熱外来の機能を含めた形での地域外来検査センターの設置を安房医師会と協議を進め、現在、安房3市1町で県に要望しているところであります。  次に、4番目の必要な病床数、人員、防護服、消毒薬の確保はできているのかについてですが、国保病院では新型コロナウイルスの患者用として感染症病床4床と旧療養病床を転換した10床で対応することとしています。また、防護服や消毒液については、国または県から優先的に配分がありますので、必要最低限の確保はできている状況であります。
     次に、5番目の病院内や介護施設等でのクラスター感染防止に対する支援を強化する考えはないかについてですが、これまでクラスター感染が確認されたケースに共通するのは、密閉、密集、密接といわゆる3つの密が同時に重なった場合に発生していることから、引き続きこれらを避ける行動を取っていただくとともに、優先的に配付されます消毒薬や先に各施設に配付しておりますマスクを活用し、それぞれの施設において感染防止を継続していただきたいと考えております。  次に、2点目の10万円の特別定額給付金の申請状況等についての1番目、銀行などの口座がない世帯主はどのようにしたら給付金を受け取れるのかについてですが、特別定額給付金は口座振込を原則としておりますが、口座開設ができないなどやむを得ない理由がある場合には、申請書の提出を受け付けた後、支給決定手続をとり、申請者と日程等を調整して窓口に取りに来ていただくなどの対応をしていきます。  次に、2番目のドメスティックバイオレンスを受けている人の申請状況はどうかについてですが、数件の暴力被害の申し出があり、国から示されている事務処理の運用に従い対応しております。  次に、3番目の100通ほど郵送できていない状況のようだが、その要因と対策についてどう考えているのかについてですが、郵便が届かない原因は、住まいが確認できない、生活の実態がないなど様々な要因があり、一概にお答えできませんが、新聞やホームページでの呼びかけなどにより本人が受け取りに来るなど、徐々に滞留は少なくなっております。  次に、3点目の生活福祉資金貸付制度の特例貸付等についての1番目、生活福祉資金貸付や住居確保給付金の問合せ件数や申請状況はどうかについてですが、社会福祉協議会からの報告では、6月5日現在、生活福祉資金の問合せ件数は71件あり、申請件数は緊急小口資金が24件、総合支援資金が12件の計36件であります。また、住居確保給付金は問合せ件数は7件ありましたが、申請された方はございません。  次に、2番目の対応する人員を増やす考えはないかについてですが、これまでは社会福祉協議会での受付でしたが、今回は新型コロナウイルス対策で、緊急小口資金については労働金庫や郵便局でも受付ができるように拡充されたこと、また相談者数が減少傾向であることから、社会福祉協議会としては人員を増やす考えはないとのことであります。  次に、4点目の中小企業と農水産業者への支援策についての1番目、持続化給付金や雇用調整助成金の問合せ件数や申請状況はどうかについてですが、国が行う持続化給付金については、持続化給付金事業コールセンターが設置されているため、市への問合せは1日当たり5件から10件程度であります。雇用調整助成金については、厚生労働省の千葉労働局やハローワークが窓口となっており、件数は公表されておりません。また市への問合せもございません。また、令和2年度南房総市一般会計補正予算(第2号)に計上しました南房総市新型コロナウイルス対応中小企業等持続化給付金並びに南房総市新型コロナウイルス対応農業・水産業支援事業持続化給付金につきましては、6月1日から受付を開始しており、5日時点での申請件数はそれぞれ中小企業等持続化給付金は116件、農業・水産業支援事業持続化給付金は9件であります。  次に、2番目の速やかな給付のため手続の簡略化は検討しているのかについてですが、国や県の申請で使用した添付資料の流用も可能とし、また水産業者においては漁業協同組合が収入を証明するなど、手続の簡略化を図っております。  次に、5点目の避難所運営と在宅避難体制の強化についての1番目、各避難所の感染症対策はどのようにする考えかについてですが、避難所におけるコロナウイルス対策としましては、3つの対策を考えております。  第1に、分散避難であります。避難所の過密を防ぐためには、避難する人数を減らさなければなりません。そのために避難所以外の避難を市民の皆様に日頃から考えていただき、御自宅で安全確保が可能な方は自宅避難を、さらに安全な親戚や御友人宅へ避難をしていただくよう、広報紙、防災行政無線等で事前周知を行っております。  第2に、分離避難であります。避難所にあらかじめスペースを区切り、受付で発熱や体調不良のある避難者に個室スペースを確保し、一般避難所とは分離した避難を行います。  第3に、新たな避難所の設営の仕方であります。避難者にはマスク、体温計の持参を義務づけ、受付で検温と手指の消毒、スペースは1人3平方メートルとし、家族単位とします。避難者の間隔は2メートルを確保し、避難者同士が対面しないようにした上で、換気等を十分に行います。  以上、3つの対策を考えておりますが、各避難所が統一的な感染症対策を実施するため、これらの内容を盛り込んだ避難所運営マニュアルを策定し、避難所がクラスター化しないよう対応いたします。  次に、2番目の宿泊施設の借上げも含めて避難所を増やす考えはないかについてですが、新たに公共施設を避難所として追加するほか、学校等の教室を活用することで避難所の増設を考えております。  次に、3番目の在宅での避難体制を強化するため、耐震補強や家具固定、ガラス飛散防止フィルムなどに対する費用助成を行う考えはないかについてですが、在宅避難における家具固定の耐震補助等に対する支援につきましては、自分の身は自分で守るという自助の範疇と考えており、設置費用に対する補助は現在のところ考えておりません。  以上で答弁を終わります。 47: ◯安田美由貴議員 それでは、1点目、医療機関等での検査体制と感染症防護体制の強化について再質問いたします。  PCR検査についてお聞きします。PCR検査は現在、保健所に委託しているということですが、即日で検査結果は出るのでしょうか。また、第2波に備えた器材や人員の配置は十分に行われているんでしょうか。 48: ◯富山国保病院事務長 国保病院が委託をしております保健所のほうの検査体制ですが、午前中に検体を保健所に提出すれば、その日の夕方には結果が出ることになっております。また、第2波に備えた器材、人員の確保についてですが、器材については感染症指定病院ということもあり、国及び県から優先的に支給があり、最低限のものは備えてあります。また人員につきましても、病院職員の中で体調不良等で休んでいる者はおりませんので、対応できていると考えております。  以上です。 49: ◯安田美由貴議員 保健所や市へ報告する手段についてお聞きしたいと思います。平成25年3月に厚生労働省がつくった高齢者施設における感染症対策マニュアルには、感染症発生時に施設は市の保健福祉担当部局や保健所に報告をするとあります。保健所への報告は手書きでファクスという話も聞きます。報告の仕方はメールの送信のほうが早いと思うんですが、市への報告はメールでいいんでしょうか。 50: ◯保健福祉部長 御質問の感染症発生時に係る報告でございますが、発生状況が一定の条件を満たした場合について、当該施設長が行政に所定の書式により報告されておりますけれども、手段については明記されておりませんので、市への報告についてはメール報告でも可能でございます。 51: ◯安田美由貴議員 保健所の人員確保に関して市長にお伺いしたいと思います。この世界的な流行となっている状況の記録をしっかりと残し、まだ現在ウイルスがくすぶっている状況ですけれども、第2波が来る前に、かかったことのある人がどれくらいいるのかといった基礎的な調査は、保健所が中心となって行っていくのが必要ではないかと思います。公的機関として役割を維持するために必要な人員を十分確保することが不可欠と考えますが、市長は保健所の人員確保についていかがお考えでしょうか。 52: ◯市長 保健所に関しましては、御承知のようにこうした感染症対策を担う地域の中核的な施設であり、その機能を有しているわけでございます。現在も、そしてまた今後の対応についても、しっかりとした機能を果たしていただけるように、県に対してそうした人員体制、体制の整備についてはお願いをし続けてまいりたいというふうに思っております。 53: ◯安田美由貴議員 地域外来検査センターについて再質問します。5月28日の時点で県内6か所にドライブスルーやウオークスルー方式で地域外来検査センターを県が設置する予定となっています。1,000万円から1,500万円の契約額で医師会などと契約していますが、安房地域ではいつどのような形態でどこと契約をするんでしょうか。また契約金額は幾らぐらいになる予定なのかお聞かせいただきたいと思います。 54: ◯保健福祉部長 御質問の地域外来検査センターでございますけれども、運営主体につきましては千葉県と安房医師会の委託契約に基づいて実施される予定でございます。現在、関係者の間で協議中のため、時期や形態、あとは委託金額等についてはまだ確定されておりませんので、申し訳ございませんが御承知おき願いたいと思います。 55: ◯安田美由貴議員 医師の判断で疑わしい症状のある人や陽性の人と濃厚接触のあった人にPCR検査が速やかに行えるよう体制を整備してください。また、PCR検査は感染者が陽性になりますと、陽性であるという確率というのは極めて高いんですけれども、逆に感染していても陰性になるケースというのは3割ほどあると言われています。陰性だから大丈夫だということはなく、小まめな手洗い、人混みを避けて身体的な距離を確保することが感染リスクを減らし、距離が保てない場合にはマスクをすることで人に感染させることを防ぐという考えを市としても引き続き周知をしていっていただきたいと思います。  消毒液の支給についてお伺いします。さきの臨時会でマスク10万枚を医療や介護事業所などへ支給していましたが、市として消毒液を備蓄保存したり介護事業所に配付をする考えはないんでしょうか。 56: ◯保健福祉部長 御質問の消毒液でございますが、現在、消毒液につきましては厚生労働省より県が取りまとめをいたしまして、有償ではございますけれども、製造企業から直接医療機関や高齢者施設等に優先的に供給されているところでございまして、まずはこの仕組みを御利用いただきまして、消毒液をそれぞれの施設で確保していただければというふうに考えております。その上で、市として備蓄や施設への配付につきまして、今後の状況により判断してまいりたいというふうに考えております。 57: ◯安田美由貴議員 協力金や病床確保の支援についてお聞きいたします。千葉県の5月14日付新型コロナウイルス感染症対応医療機関への支援制度についてという報道資料によりますと、入院患者1人当たり50万円の受入れ協力金と、病床確保に1床当たり1日1万6,000円を支援するというものとなっています。県から富山国保病院に協力金や病床確保の支援金は幾らあったんでしょうか。また今後も感染症病床4床と旧療養型病床の12床中10床分の病床確保に係る支援は行われるんでしょうか。 58: ◯富山国保病院事務長 県からの支援金についての御質問ですが、こちらの支援金に係る要綱については、県のほうでまだ作成中であり、またそれに関わります予算についても6月議会で審議中ということで聞いております。富山国保病院での試算では、4月から5月分で入院患者9名に対して50万円で450万円、それから空床の支援金としまして約3,900万円、合わせて4,300万円程度になると思われます。6月以降ですが、感染症病床分につきましては従来から独自の補助金や交付税算入もありますので、今回の支援金の基礎からは外れますが、12床を対象といたしました10床が支援金の対象となっております。交付時期等につきましては、先ほど申し上げました要綱等の作成中と聞いておりますので、現在示されていない状況です。  以上です。 59: ◯安田美由貴議員 今定例会では富山国保病院の医療従事者に防疫手当に関する議案が先ほど上程されていますが、医療従事者以外への危険手当について、例えば感染性廃棄物を取り扱う人、清掃業務を行う人、医療器具を滅菌消毒する人たちといった民間に委託している人たちへの保障も考えていかなければならないのかなと思っています。  介護事業所への支援についてお聞きします。先ほどの答弁で、それぞれの施設で感染防止を継続してほしいということでしたが、介護施設や訪問介護などでは感染者を出したくないという一心で感染症予防対策に追われ、相当神経をすり減らしている状況だと思います。お風呂に入れるにしてもマスク着用など、ケアをする側が熱中症などで体を壊してしまわないかとか、とても心配になります。最前線で医療に当たる人たちのほかにも介護や福祉の事業所で働く人への十分な財政支援と、流行段階に応じた感染症対策のアドバイスができる人を派遣するといったことに国の交付金を活用する考えがあるかどうかお聞かせください。 60: ◯保健福祉部長 御質問の件ですけれども、介護施設等での感染症対策につきましては、厚生労働省が作成しております感染対策マニュアルに沿って施設の環境の整備や、関係機関と連携いたしまして高齢者やそれに携わる職員の健康管理に努めていただければというふうに考えております。また、今後必要性があると判断した場合につきましては、有効な支援策について検討してまいりたいというふうに考えております。 61: ◯安田美由貴議員 医療や介護に従事する人たちへの所得保障に関して一言申し上げておきたいと思います。南房総市は高齢化率が高くハイリスクの人が多い地域ですので、できる限り外部の人との交流を最小限に抑えておきたい部分はあると思います。第1次産業や介護・福祉施設などで雇用体制を強化するべきだというふうに私は考えます。所得保障があればUターンやIターンで働く人も確保していけるのではないかと思います。国の第2次補正予算案には受診控えや通所介護の自粛などによる医療介護事業所の減収に対する補償が全くありません。全国的にも新型コロナウイルスの影響による医療機関や介護事業所で働く人の昨年度の年収を確保するため新たな公的資金を導入することを求める意見書というものを出そうとしている自治体もあります。今後も国や県に財政面の継続的な支援を要望していく必要があると思いますが、市長、いかがでしょうか。 62: ◯市長 医療機関ですとか介護事業所、福祉サービスを提供いただいている事業所については、今回のコロナの影響で経営状況が厳しくなっていると。一般的にもそういうことが報道もされておりますし、事実だろうと思っています。地域内のそうした実情についても注視しているところでございます。いずれにしても、国・県等との連携も踏まえながら、これは介護福祉施設ばかりではないかもしれませんけれども、そうした問題に対しては注意深く考えていかなきゃいけないというふうに思っております。 63: ◯安田美由貴議員 併せて市としても医療・介護事業所に対し、国からの交付金の積極的な活用を求めたいと思います。  2点目、10万円の特別定額給付金の申請状況についてです。口座を持っていない人の場合、10万円の受け取り先というのは自宅だったりとか地域センターでも大丈夫なのかどうかお聞かせください。 64: ◯市民生活部長 現金給付の場合の受け取りの場所の御質問ですが、基本的には日程調整の上、本庁で受け取りをしていただくようお願いしたいと思っております。ただ、御事情によりまして御協議の上、地域センター等も検討する必要があるかと考えております。 65: ◯安田美由貴議員 未申請者の人への対応と案内も引き続き行っていただきたいと思います。  3点目、生活福祉資金貸付制度の特例貸付についてお聞きします。これらの申請にはどのようなものが必要なのかお聞かせください。 66: ◯保健福祉部長 まず、緊急小口資金、それと総合支援資金、この両資金ともに必要な書類につきましては申込書、借用書、告知事項及び遵守事項に係る重要事項説明書、これは承諾書になります。それと申込者本人の収入の減少状況に関する申立書、それと申込者本人確認書類、これは運転免許証等になります。それと住民票謄本、資金の振込先口座を確認できるもの、それと外国人の方は在留カードが必要となります。これに加えまして総合支援資金の貸付けの場合につきましては、負債のある方については総合支援資金自立計画債務一覧表が必要となります。また、住居確保給付金につきましては、申請書、申請者本人確認書類、離職状況等に関する申立書、それと収入関係の書類でございまして、これは給与支払明細書等でございます。それと振込先口座を確認できるもの、あとは外国人の方については同様に在留カードが必要でございます。 67: ◯安田美由貴議員 先ほどの10万円の件で1件聞き忘れました。現時点で10万円の給付金対象者のうち、何人が申請を終えて給付された件数はどれくらいあるのかお聞かせください。 68: ◯市民生活部長 申請の状況についてお答えいたします。給付の該当世帯が1万7,209世帯のうち、既に1万5,763世帯、91.6%の方から申請がございます。給付の状況ですが、9,293世帯、54%となっておりますが、今週中にはほぼ90%近くの方への振り込みが終わるという見込みでございます。  以上です。 69: ◯安田美由貴議員 先ほどの3点目に戻ります。4月30日から労働金庫、5月18日から郵便局でも貸付制度の相談や申請ができるようですけれども、こちらの委託料がどこから幾ら出ているのか分かりますか。 70: ◯保健福祉部長 国から県を通じまして、御質問の労働金庫でありますとか郵便局で窓口が設置されたという通知がございましたけれども、詳細につきまして現段階で市としては把握してございません。 71: ◯安田美由貴議員 生活が困窮して新たに生活保護を受けることになった人の数といったものを後でお聞かせいただきたいと思います。厳しい状況におかれている人には生活保護による救済制度を積極的に使っていただきたいと思います。  4点目、中小企業と農林水産業への支援策についてお聞きします。支援の持続化給付金の申請については臨時議会などで説明があったので割愛させていただきたいと思います。先ほどの答弁では雇用調整助成金は国の事業、ハローワークが窓口で申請状況は不明ということでした。南房総市の失業者数というのはどれぐらいか分かりますか。 72: ◯商工観光部長 お尋ねの南房総市内の失業者ということでございますけれども、これについてはハローワークでも市町村ごとに失業者数というのは出しておりませんで、ハローワーク館山管内の4月時点での雇用保険受給者の実人員でお答えをしたいと思いますが、271名ということで、前年度比12%の増となっております。  以上です。 73: ◯安田美由貴議員 国の事業でも地域の産業や雇用に係ることなので、国に情報提供を求めて市の商工会などでも雇用調整助成金の申請に関する案内をしていただきたいと思います。  県の中小企業支援策について、概要についてお聞かせいただけませんか。 74: ◯商工観光部長 それでは、県の中小企業再建支援金について御説明いたします。個人事業主を含む中小企業を対象に、売上高が前年同月と比較して50%以上減少していることを要件として、賃借している事業所がない場合は20万円、1事業所を賃借している場合、30万円、複数の事業所を賃借している場合、40万円が給付されるものでございます。申請期限は8月末まででございます。申請方法につきましては、電子申請と郵送による申請となっております。  以上です。 75: ◯安田美由貴議員 4点目の最後に、海水浴場の開設についてお聞きします。6月5日の新聞で南房総市が海水浴場を開くという報道があり、人が押し寄せないかとても不安だといった声があります。他市では閉鎖という判断をしていますが、なぜ南房総市は開設という判断に至ったのかということと、各事業者に協力金などの補償をしながら今年は海水浴場を閉鎖するという判断だったりとか、他市町と足並みをそろえた対応が必要だったと思うんですけれども、その点についてお聞かせください。 76: ◯商工観光部長 海水浴場の開設に関するお尋ねでございますけれども、南房総市においては2019年、昨年の台風被害に引き続きまして、今年の新型コロナウイルス拡大の影響により、観光事業者への経済的なダメージが非常に大きいとの認識をしております。このような状況の中、観光事業者への支援の一環として海水浴場の開設により経済循環の始動のきっかけを提供することも必要であると考えております。  海水浴場は当市の夏の観光のよりどころでもございます。開設をすることで経済復興の大きな1歩となるとも考えております。しかしながら、海水浴場開設に対しては3密をどう避けるかという方策など、新型コロナウイルスの感染拡大対策やライフセーバーの確保など、まだまだクリアしていかなければならない課題は多い状況にございます。 77: ◯青木正孝議長 答弁中ですが、制限時間となりましたので、発言をまとめてください。 78: ◯商工観光部長 現在は海水浴場開設に向けまして課題解決を検討しているところでございますので、議員がおっしゃっておられる協力金につきましては、現在はまだ考えてはおりません。一方で観光事業者への支援も検討している現状がございます。こういった考えをしている市町村は千葉県下でも数団体ございます。開設方法や考え方などの動向も注視しながら引き続き検討してまいりたいと考えております。 79: ◯安田美由貴議員 倒産や廃業が増えないように継続的な手厚い支援をお願いしたいと思います。  最後に一言申し上げさせてください。避難所の関係については予算審議の際に後で聞きたいと思います。自宅避難などを想定して家具などの助成も検討していただきたいと思います。  最後に、6月議会の一般質問の通告者数は館山市11人、鋸南町4人、南房総市2人でした。この人数で30分の制限時間を設けることは違和感しかありません。9月議会では会期短縮や質問時間の人数制限は行うべきではないということを申し上げて、質問を終わります。 80: ◯青木正孝議長 安田美由貴君の質問を終わります。    ──────────────────────────────────────────     ◎散会の宣告 81: ◯青木正孝議長 以上で本日の日程は全て終了いたしました。  これにて散会いたします。お疲れさまでした。                                         (午後0時07分)...